選挙で見えたポジショニングの重要性
2017.10.23 | マーケティングブログ
こうなることは予想していました。
選挙です。
現与党の勝利でしたね。
伸びなかったのが希望と民進の連合軍。
小池氏は劇場型の戦い方をしていますからね。小泉政権や維新の党を思い出します。
でも冷静に考えると都知事になって何かやったの?って話になります。
それを考えると浮遊票は動かなかったみたいですね。
でもこの中で一番意外だったのは立憲民主党でした。
この立憲民進が前議席の3倍を獲得したようです。
これは驚きでした。
立憲民進は希望に合流できなかった民進の残党ですね。
それらがなぜここまで議席を獲得できたのでしょうか?
その理由は、、、
ポジショニングです。
ポジショニングとは相手の頭の中にどう位置づけされるかということです。
希望との合流前の民進はハッキリ言って寄せ集め集団。
だから政策がまとまらないわ、内部分裂も起こるわで常に内ゲバ状態でした。
自分達の考えはないくせに与党の揚げ足取りしかできない政党。
何やってるの?って感じでした。
当然ですよね、寄せ集め集団ですから。
サッカーやろうとしてるのに、野球選手とかテニス選手とか集めてる感じ。
もうめちゃくちゃな状態でした。
それが希望との合流でフィルターを掛けられた。
サッカー選手は希望の党に入れてもらえなかったんですね。
その結果サッカーやろうとしてる人だけが立憲民進に残った感じです。
するとどうなったか?
ようやくハッキリしてきたんです。
「あぁ、彼らサッカーチームだったんだ」
って感じです。
今までは有権者の頭の中では何のスポーツチームかハッキリしなかったのが、サッカーチームとしての姿が浮かび上がってきたんです。
そうすると共産党なんかからも声を掛けられるようになります。
一緒にやらないか?と。
有権者だけじゃなく他の政党からみても姿がハッキリしてきた。
希望に入れてもらえなかったことでポジショニングができたんです。
その結果が前議席の3倍。
ポジショニングされたことで伝わる人に伝わった結果です。
いかがでしょうか?
ポジションがハッキリするだけでお客さんの頭の中に大きなイメージを植え付けることができます。
もし、ライバルとの差を見出せないのであれば一度自社のポジションを考えることで今までと違う変化を起こせるかもしれませんね。