フリーペーパーだと思っていたら、、、
2017.09.13 | マーケティングブログ
ついに始まりましたね。
毎年この季節になると必ず盛り上がってくるもの。
それは何だって?
そう住宅販売の熱気が上がる時期です。
新聞の折込チラシでも住宅のチラシが増えています。
テレビCMでも売り出しています。
最近は数多くのメディアを使うことができるので検索広告とかフェイスブック広告とかいろんな媒体を使って広告を打ち出しています。
その中で先日気になったメディアがありました。
それは先日、朝ご飯を食べ終わったあとのことでした。
いつもどおり湯気の立った味噌汁とご飯を食べ終わると日課が始まります。
まずは新聞広告のチェック、そしてチラシのチェックへと移ります。
ここはこうすればいいのにとか、この広告のこの展開の仕方はいいよねとか広告をレビューした後に1つ目に入ったメディアがありました。
それはフリーペーパーです。
僕が住んでいる柏には何種類かのフリーペーパーが配られています。
その中の1つが新聞と一緒にテーブルに置かれていたんです。
おそらく昨日の夕方とかに投函されて、朝の新聞と一緒にポストから持ってこられたんだと思います。
フリーペーパーも僕の大好物。
結構いろんな広告が載っているので勉強になるからです。
住宅の販売に熱が入るこの時期はフリーペーパーにも広告が掲載されています。
紙面広告もありますし、フリーペーパーに挟み込まれた同梱チラシもあります。
そのテーブルに置かれていたフリーペーパーにも2つの紙面広告と5枚の住宅チラシが掲載されていました。
さすがにこの時期になると広告が多いね、とか思いながら紙面を眺めていてちょっと違和感を感じたんです。
それは、、、
紙面が少ないってこと。
いままでB4サイズで8ページあったのが4ページになっていました。
B3サイズを2つ折りにしただけです。
その間にたっぷりと10枚の様々なチラシが挟まっています。
そして紙面のほうはというと、、、広告ばかり。
コンテンツは市のイベント情報が載ってるだけ。
90%は広告といった感じです。
はたしてこれでいいのでしょうか?
住宅業界の場合、ターゲットとなる世代が新聞を取らなくなっているので新聞折込を使わなくなっている傾向があります。
ポスティングしたり、フリーペーパーに同梱したりするのはそのためです。
これで新聞を取っていない家にもリーチすることができます。
さらにフリーペーパーの場合、もう一つメリットがあります。
それは、精読率が高いということです。
ポスティングの場合、リーチできても捨てられる可能性が高くなります。
それに比べるとフリーペーパーはお役立ち情報としてのコンテンツがあるので読んでくれる可能性が高くなるんです。
つまり、そのまま捨てられる可能性が低くなります。
それもフリーペーパーの良いところです。
子育てのことや、主婦の貯金のことなど役に立つ情報が書いてあります。
こういった価値あるコンテンツがあることで捨てられずに済んでいた。
それが今回見たフリーペーパーの場合どうでしょうか?
コンテンツがありません。
昔はあったはずのコンテンツが無くなっています。
フリーペーパーというかチラシです。業種を関係なくした合同チラシです。
コンテンツのないこの状態で読んでもらえるのでしょうか?
疑問です。
そういったメディアの本当の強みを理解していないと反響のある広告を打つことはできません。
フリーペーパーはターゲットにリーチしやすいということだけしか見えていないと、今回のような広告だけにして精読率の下がったフリーペーパーの危うさに気付くことはできません。
コンテキストをキチンと理解した上で広告を打つ重要性に気付いた朝のできごとでした。