種が消えた理由
2017.05.22 | マーケティングブログ
天気が良い日が続いていますね。
この晴天の季節になると僕の習慣が一つ増えます。
それは芝生の水やり。週に1回、午前中の暑くない時間に行っています。
家は庭側も玄関側も芝生なので水やりに結構時間がかかります。
水やりと言っても花に水をあげるのとは違って、芝生の場合たっぷりと水をあげなければいけないみたいです。
それもあって時間がかかります。
時間がかかるということはそれだけ芝生を見ている時間が長くなるわけですが、先日そんな芝生を見ているとあることに気付きました。
それは、、、庭の芝生に薄くなってるところがあるということです。
芝生に関して全くの素人なので原因は分からないんですが、長さ1m、幅30cmくらいのエリアだけ薄くなってるんです。
特に日当たりが悪いというわけでもありません。むしろ日当たりは良いくらい。
なのに芝生は元気を失って茶色い地面の土が見えてるんです。
芝生は上にも伸びますが横にも伸びていきます。
なので薄い部分があれば横に伸びた芝生が再び覆ってくれるはずです。
ただあまりに範囲が広いのでそこに芝生の種を植えてみることにしました。
頭でいうと植毛する感じですね。
いつものホームセンターにいくと入口近くに種を売ってるコーナーがありました。
そこに芝生の種も置いてあります。
大中小のサイズがあります。
小はよくある花の種が入っているハガキくらいのサイズです。
中は内容量が400g、大が1kgです。
ウチの庭はこの場所以外にも薄い部分があるので大を買ってみることにしました。
早速種をまいてみます。
芝の種のパッケージの裏面に書いてあるまきかたを参考に種をまきます。
それを読むと種が土に接していればいいということです。
特に埋める必要はない、と。
そこで芝生の薄くなってる部分に種をそのまままいてみます。
種をまいた後は水をあげてくださいとあるので水をまきます。
その日から芝生の種の観察が始まりました。
庭に出る度に芽が出ているかチェックします。
花の種とは違いなかなか芽は出てきません。
そもそも芝の芽を出したことがないのでどんな感じになるのかはわかりませんが。
種をまいて3日が経ちました。
さすがに3日経って何も起きてないと不安になります。
でも芽は出ていないです。
それどころか芝の種が減っているような気がします。
「風で飛んでいってるのかな?」
不安がよぎります。
芝の種は長さ1mmくらいの細い種です。
水をまいてるから風で簡単に飛んでいくとは思えませんでしたが数が減ってる気がします。
そんな種を凝視している時でした。
突然1つの種が動き出したんです。
種がヒョコヒョコと動いています。
しばらく眺めていると別の種も動き出しました。
3つの種が動いています。
よく見てみるとアリが種を運んでいるんです。
それらのアリの歩いていく先を見るとアリの巣の入口があります。
そこには3日前にまいたはずの種が山積みにされているんです。
そして山積みにされた種を巣の中にせっせと運んでいるアリもいます。
分担作業で効率よく種を巣の中に運んでいるようです。
まさかアリが種を持っていくとは、、、
翌日芝生の薄くなった部分を見てみました。
予想通りの事になっています。
種は1粒も無くなっていました。
アリの巣の前にあった山積みの種もキレイになくなっています。
「もう一度種のまき直しだな。今度は種をまいてから土をかけておこう。」
また新しい発見をした出来事でした。