オファーの間違い
2017.03.03 | マーケティングブログ
プルルルル、、、
どこにいても電話が掛かってきます。家でも、会社でも。
メールも入ってきます。家でも、会社でも。
LINEが入ってきます。家でも、会社でも、、、
1日中つながっている。そんな時代ですね。
これには良い面と悪い面の両方があります。
良い面は緊急時に連絡が取りやすくなったこと。
悪い面は緊急でもないのにひっきりなしに連絡があることでしょうか。
それも全てスマホのせいです。
そんなスマホ(というか携帯電話)は使い始めてから10年以上が経ちます。
そんな僕に携帯のキャリアから1通のDMが届きました。
中を開いてみると機種変更のレターが入っています。
そのレターを読んでみると新しい機種が出たということと新商品が載っていました。
そして、その新しい機種にどうやら長年ご愛顧の感謝価格で機種変更ができるとのこと。
へぇ~、と思いながら、他にも新しい機種が出てるかなと思ってキャリアのホームページを開いてみたんです。すると、、、
なんと新規客のほうが割引率が高い。オイオイ。
これってオファーを間違っていますよね。
顧客より新規客のほうが安く機種を手に入れられる。
よく携帯ショップのチラシに載っていますよね。
新規客を集めるのに価格で勝負するなとか言ってるわけじゃないんです。
大量の新規客をお金で集めるのは当然のことです。
それ以外方法はないと言ってもいいくらい。
でもそれにばかり注目してると既存のお客さんがいなくなっちゃう。
顧客への対応が手薄になるんですね。
そうすると顧客が感じる価値が下がります。
このキャリアのオファーが間違っているっていうのは、価格以外の価値がない中で、つまり価格が価値なのにその価格が新規客より低いってどういうこと?ということです。
新規客のほうが価格が安くてもいいんです、顧客に与えている価値が高いのであれば。
その価値が無いから問題。
携帯の場合は寡占マーケットだから、そういった内容が顧客にバレたとしても換える人がいるのかもしれません。
でも最近、キャリア以外が販売してる格安スマホとかそもそも通話料が無料のアプリが出てたりとかしますね。
今までキャリアにとっては安定していたマーケットが変化してきていますからね。
ということは今までのやり方は通用しなくなるかもしれないということです。
話をまとめると顧客への価格を安くしましょうって言ってるわけじゃないですからね。
それやると単なる安いお店になって潰れます。
そうではなくて顧客への価値を高くしてくださいってことです。
あなたが顧客へ与えてる価値。
改めて考えてみてはいかがでしょうか?