メガホンを持って大声で叫んでいませんか?
2017.02.02 | マーケティングブログ
事務所から更新。
今日も快晴。昨日は東京も快晴だった。
久しぶりに都内に出ることになった。
キッカケはクライアントからのセミナーへのお誘い。
あなたの会社もそうだと思うけど、メールやらFAXやらやたら売り込みの広告が会社に届いていると思います。
その中にどうやら気になるFAXがあったみたいで一緒に行こうと誘われました。
その内容は「○○構築セミナー」というもの。
リフォーム関連のセミナーと謳っておいてボランタリーチェーンに加盟させるための集まりです。
そのセミナー内容はクライアントの仕事と関連がないわけでないけど、明らかに加盟する気はない内容。
どうやらそのFAXに書かれていた3年で20億を達成した店舗がある、みたいなことに惹かれたみたいです。
どんな人が運営してるのかを知りたい、と言った感じでしょうか?
こんな感じの相談にもお付き合いさせてもらっています。
セミナー会場の最寄駅の東京駅に着くとまだ30分くらい時間がありました。
時間があったので新しくなった八重洲中央口で待ちながら人間観察。
結構外人が多いなという感じでした。
時間になってもクライアントが表れないので電話してみると、セミナー会場近くのほうまで行ってるそう。
どうやらいつものように車で東京に来ている様子。
ホントに電車に乗らない感じですね。
時間があったので東京駅地下街で昼食をご馳走になってからいざセミナー会場へ。
貸しセミナー会場ですがなかなかキレイな様子。
レンタルの会場だけあって、いろんな部屋でいろんなセミナーが開催されています。
各階ごとに待合スペースがあって、皆がそこで始まるのを待ってる感じ。
会場が12階なので待合スペースからは晴れ渡った東京の景色を見ることができる。
セミナー開始の15分前から受付開始。
簡素な会議テーブルの受付を済ませると中に通されました。
机を2台使ってT字にした変わったレイアウトの島が6島用意されていました。
合計30人くらい入れるでしょうか。
会場は満席。
やっぱり皆3年で20億を稼ぐ方法を知りたいのか?と思いながら見ているとそれを達成した社長が登場。
よくある感じでセミナーは2部構成。
1部は社長の話、2部は具体的なサービス内容の説明。
社長の話が始まる。
持ち時間は1時間。
でも長かった、、、
元々興味を持ってきたセミナーじゃなかったからというのもあるけど、社長の話に疲れました。
ベンチャーの社長に多いのかもしれないですが、自分の夢を熱く語り出すんですね。
今まで自分の夢を熱く語って人の心を動かしてきたもんだからそれをセミナーでもやるんです。
「僕はこんなことを、、、」
「僕の夢は日本中を、、、」
みたいな話が延々と続く。
声も大きいからメガホン持ってワイワイ言ってるような感じでした。
ここで感じたのがお客さんのベネフィット。
「俺は俺は」で、参加している人のベネフィットを何も伝えてないからお客さんの心に届かない。
だって目の前に座ってたオッチャンは寝てたからね。
まず考えるのはお客さんのベネフィット。
それをベースに話を組み立てていく。
そうじゃないとこの社長みたにオッチャンを眠らせてしまうことになる。
あなたは「ウチの会社は」とか「俺は」とかを連呼してお客さんを眠りに誘っていませんか?