夏休みの課題提出、、、
2016.09.06 | マーケティングブログ
「ん~、書き方が全くわかっとらんな」
絵を描いてる姿を後ろから眺めてそう思いました。
それは夏休みも終わり近づいたある日のこと。
夏休みの宿題も終わらせられずに水泳、塾、お盆の帰省と夏を満喫していた息子にピンチが訪れました。
このピンチはおそらく夏休みを迎えている子供達の80%は経験しているものです。
そうです「宿題が終わっていない」というピンチです。
あなたも経験があると思います。
しかも終わっていないのは自由研究と絵でした。
自由研究って自由にやっていいんだから簡単でしょと思うかもしれませんが実際は逆です。
ある程度の条件を付けてくれたほうがやりやすい。
自由すぎて何をすればいいのかわからず後回し、そして夏休みの最後まで残っちゃってるパターンです。
今まで夏休みの宿題がここまで遅延することはなかったのになぜこんなことが起きたのか?
それは国語の宿題にありました。
夏休み前に県の水泳の大会がありました。
公休で学校を休んでの大会参加でした。
その大会の日に出されていたのが国語の宿題でした。
なぜかその国語の宿題が出ていることを息子は知らずにいて、帰省前に塾で友達から宿題があることを聞いたそうです。
おまけにその宿題が鬼でした。
漢字の書き取りです。
漢字100文字それぞれの音読み、訓読みの例として載っている単語を国語ノート1行が埋まるところまで書いていくというものでした。
100文字に載ってる例が音と訓合わせて10個程度、そしてノート1行に書ける単語の数は7個程度。
100文字×10個×7個=7000単語。
なんと7000単語をノートに書かなきゃいけないという宿題でした。
夏休みが35日くらいあるから1日平均で200単語を書いていく。
1単語を10秒で書いたとしても10秒×200単語/日=2000秒=33分。
毎日30分間漢字をひたすら書き続けなければいけないという、ホントにこんなんで漢字を覚えられるのか?といった宿題でした。
それが宿題の進行を遅らせてしまい、今になって絵を描くことになっているわけです。
その絵が、ん~という感じ。
絵の構図とかはさておき色の入れ方がイマイチ。
公園を書いてたんですけど、色を付けるのにいきなり葉っぱ1枚1枚を描いていったりするわけです。
ベースカラーを塗ってその上から色を重ねてということができない。
ぬり絵状態です。
そこで色の付け方を教えたんですがその時にある言葉を思い出しました。
「手を描きたかったらその後ろの景色を描きなさい」
誰が言ったのかは知りませんが何かをやるときの真意を突いてると思います。
背景を書くことで描きたい手が浮かび上がってくる。
逆に手を描こうとすると描けない。
つまり背景を知ることで対象が浮かびあがってくる。
これってアイデアを使う時も同じですよね?
背景情報(コンテキスト)があるから対象(コンテンツ)が活きる。
単にコンテンツをパクろうとしてもダメ。
なぜならコンテキストが描けてないから。
息子の宿題が自分の勉強になった夏休みでした。
P.S.
息子は無事宿題を提出できたみたいです。