あなた鬱病ですよ
2016.07.29 | マーケティングブログ
「あなた鬱病ですよ」
と医者に言われたとします。
でもそのほとんどが鬱病じゃないとしたらどうでしょうか?
先日、ある方から電話をいただきました。
その電話は別の要件だったんですが電話の最後に「最近体が鉛みたいに重くて仕事になんないんだよ」って話になりました。
聞くとどうやらここ半年くらいそんな状態が続いているそう。
その方もバリバリ仕事をやってる方なので今の仕事ができない状態が当然納得できなかったみたいです。
今の状態を見るたびに「俺は何をやってるんだ」「もっと頑張らなきゃダメじゃないか」と仕事をしながらイライラした日々を送っていたそうです。
お会いした時はそんな感じには見えなかったのでそうだったんだという驚きと、心配の気持ちで話を聞いていると最近その状態が変わったとのこと。
自宅でも仕事の話をする方なので最近の自分の状態を奥さんに話してみたところ
「それってコレじゃない?」
と見せられた1つのサイトがあったそうです。そのサイトのテーマはなんと、、、
男性更年期障害。
「えっ??」って感じになりませんか?あなたは男性更年期障害をご存知でしたか?
自分の感覚だと「更年期障害って女性だけじゃないの?」って感じでした。
女性だけがなる症状だと思っていました。それが実は男性もなってしまう。
その見せられたサイトには男性更年期障害の症状が書いてあって、それを読んでいくと全てピッタリと自分の症状に当てはまったそうです。
そこで近くの病院に行ってみたそうです。
会社の近くにあるビルの2階に入っている小さな病院で血液検査をしたそうです。
そして血液検査をした結果は男性更年期障害とのこと。予想通りの結果でした。
この男性更年期障害の一番の問題は「認知度が低い」ということ。
「体がダルい」「仕事をやる気がわかない」といった症状なので、この状態になるとみんなまず最初に頭に浮かぶのが「俺は鬱病なんじゃないか?」ってことみたいです。
そしてほとんどの人が精神科に行っちゃうそうです。
精神科に行っても病気の原因が分からないから「あなた鬱病ですよ」と言われて鬱病の判定をされちゃう。
そして精神安定材を飲み続ける。本当は男性更年期障害なのに、、、
間違った薬を飲み続けるという間違った解決方法をずっと続けることになるんです。怖いですよね。
この方が病院の先生にさんざん言われたことは「良かったじゃないですか、何の病気か分かって。分かんない方が辛いでしょ」ってことだったそうです。
自分の問題が分からない状態はむちゃくちゃ辛いですよね。何をすればいいか分からないから。
でも例え問題が解決しなくても何が問題かが分かれば気持ちは落ち着くものです。
問題を解決することにも価値があるけど問題が何かを教えてあげることにも価値があります。
問題を教えてあげる(教育)はマーケティングで必ずやらなきゃいけないことですね。
ちなみに男性更年期障害は注射で簡単に治るそうです。
その方もまたバリバリ仕事ができるようになると思うとワクワクします!