なぜQRコードは死んだと思われているのか?
2016.07.18 | マーケティングブログ
まだ携帯電話がケータイと言われてた頃(今はスマホですよね)、ケータイで写真を撮ってメールで送ることが写メ(今はSNSにアップしますよね)と言われてた頃、、、それは誕生しました。
縦横2cmくらいのサイズで使われることが多くチラシなんかの紙媒体に積極的に使われてきました。その名も「QRコード」。あなたも見たことがあると思います。
このQRコード最初は鳴物入りで入ってきました。
何がスゴイってケータイでQRコードが読み取れるってこと。
つまりその頃走りだったケータイ専用のケータイサイトに誘導するのにURLを打ち込む必要がなくなる。
しかも写メの習慣は根付いていたからケータイでQRコードを読み込むのは苦じゃない。
ほとんどのケータイにはQRコードの読み込み機能がもともと付いていました。
その頃のケータイは通信料が高くてケータイサイトを使う人は目的がある人ばかりでした。
例えばケータイを使ってアマゾンで本を買いたいとか。
今みたいにニュースを見るとかは本当にニュースを見たい人が見てる感じでした。
だからケータイで「『●●●●●』で検索」ってのはあまり使えませんでした。
スマホだと当たり前ですが。
そんな中でQRコードが登場したものだから紙媒体からケータイサイトへの誘導がむちゃくちゃ楽になりました。
お客さんの目的意識の高いケータイサイトだからとりあえずケータイサイト作ってQRコードでサイト誘導すれば反響率も高かったって時代があったんです。今から10年ほど前に。
ところがそれから3年程経つとスマホが登場してきました。
そしてさらに5年経つとケータイではなくてスマホが当たり前の時代になりました。
あなたも使ってると思いますがスマホで検索するのはあまり苦にならないですよね?画
面も大きいし通信料も昔と比べればはるかに安い。
なので紙媒体からの誘導で「『●●●●●』検索」が使えるようになったんです。
ケータイの時は使えなかった「『●●●●●』で検索」が使えるようになった。
すると今度はQRコードが使われなくなってきました。だって「『●●●●●』で検索」が使えるから、、、
「QRコードは死んだ」って誰もが思っていました。自分もそう思っていたんです。
ところが、それをひっくり返す事件がおきました。
今まで定点観測はしてきてたつもりです。
ターゲット層の年代の人に聞いてみてました。「QRコード使ってますか?」って。
2年程前までは「ん~、あんまり使わないかな」って感じでした。
飲食店のテーブルに置いてあるクーポン読み込みとかで使うくらいとのこと。
自分も同じような感覚だったからそうだよね~って同感してました。
ところが最近だと「結構使うかな」って人が増えてきてるような気がしてたんです。
いろんな人に聞くたびに「結構使いますかね」って回答。
「何に使うんですか?」って聞くとどうやらアプリで使ってるらしい。
アプリで何かする時にQRコードを使う時があると。
LINEとかもそうですよね。そして「友達とかもQRコードの読み取り方って知ってるんですかね?」って聞くと「知ってると思いますよ」って返ってくる。
それを繰り返してるうちに「QRコードってまだ使えるんじゃないの??」って疑問がわいてきたんです。
だから最近テストしてみました。
チラシからの誘導で今まで使っていなかったQRコードを付けてみたんです。
すると、、、驚いたことに問い合わせのあったユーザーの57%はQRコード経由だったんですね。ガーン!
あぁ思い込みが強すぎました。
ちゃんと聞いてみれば良かった。
もしかすると今までその約6割のユーザーを逃してたかもしれないって思うと悔しい気持ちでいっぱいになります。
あなたに同じ失敗をして欲しくないんで言っておきますね。
「QRコードはまだ生きてます」
そして思い込みで判断すると大きな間違いをすることがあるってことです。
直観は大事ですけどね、やっぱりお客さんに聞くのが一番ですね。