決断の難しさ
2016.06.17 | マーケティングブログ
決めるのは好きですか?あなたはどうですか?
人は決めることが苦手。「決断」その言葉に身震いする人もいると思います。
なぜ決めることが苦手なんでしょうか?それは迷っちゃうからです。
遊園地にある迷路以外でわざわざ迷路に迷いこもうとする人はいません。
そして迷いから抜け出すには決断を迫られます。
今日の昼はカレーにしようか?ラーメンにしようか?
家に帰るのに千代田線に乗ろうか?常磐線に乗ろうか?
このポロシャツ、買うなら白?それともグレー?
今日中にここまでの仕事をやっておいたほうがいいのかな、、、
などなど普段から山のようにある決断。小さなものまで含めると決断の海で溺れてる状態です。そんな中にわざわざ決断を増やすのはナンセンスです。だから決めることから逃げたがります。
決断を簡単にする方法として過去の経験則に基づく方法があります。
前回こうやったからとかあの人はこうやってたとか。何かしらの経験に基づいて決めていきます。すると頭をあまり使わなくていいから楽になります。
でもこれには問題があります。
過去の経験則に基づいてるだけだと当然新しいアイデアは出てきません。
そしてこれを繰り返しているとそういった思考法になってしまいます。
よくあるパターンが意見と事実の区別がつかなくなってる状態。
意見であるはずなのに事実として判断しちゃいます。
ここでいう意見で多いのは経験則から導き出した予想。
ウチのお客さんはこんな感じだとか、あのスタッフはこんな人だとか。
別の人に同じことを聞くと別の答えが返ってきたりします。つまり予想とか、こうあって欲しいとかの願望。
それらの意見で判断するのはとても危険ですよね。
まったく調査のしようがない未知の世界(例えば宇宙のこととか)、そういったものであれば別ですがほとんどのことは調査できますよね?
お客さんのことが知りたければお客さんに聞く。
スタッフのことが知りたければスタッフに聞く。
新しい知らないことが知りたければ専門家に聞く。
聞くって簡単に思えて結構難しいです。素直さが必要だからです。知らないから教えてっていう素直さです。
素直さってめちゃくちゃ大事ですよね。でも経験を積んでくると最初に無くなっていくのがこの素直さかもしれません。だってそんなこと知ってるって思っちゃうから。
伸びしろがある人はやっぱり素直です。
次に無くなるのが謙虚さでしょうか。でもこの謙虚さも元をたどれば素直さがベースになっています。
自分や相手をそのままの状態で見れるから謙虚さが生まれます。
そのままの状態で見るためには素直に見なきゃいけません。
素直じゃなく色眼鏡で見てそのままの素の状態が分かるはずがありません。
まずは意見と事実を区別して判断すること。そして事実を知るために知らないことは素直に相手に聞く。
僕自身もできていないことがあります。
あなたはどうでしょうか?できてますか?