【返報性の原理】ありがた迷惑パターン
2016.02.11 | マーケティングブログ
事務所より更新。
誰かに何かをやってもらう。
そうすると相手に借りができる。
その借りを返そうとするのが人。
これを返報性の法則と言います。
他人に良いことをすれば良いことが返ってくる。だから良いことをしなさい。
ということを子供の頃さんざん言われました。(が当時は実践できなかった、、、)
この教えを今は実践できるように努力しています。
できるだけ人の役に立つ、という考え方です。
しかし、この返報性の法則が効かないときがあります。
それは、最初に与えたもの(こと)と受け取った人の心理にギャップがある場合。
つまり、与えた人は良いことをしたと思っていても、受け取った人は別に良いことをされたと思っていない場合です。
特に、上下関係がハッキリしている場合にはこれが起こりがちです。
上司は良いことをしてやったと思っていても、部下はありがた迷惑というパターン。
これは、「相手が本当に求めている問題・欲求」を分かってないから起こる話です。
これはマーケティングにも当てはまります。
マーケティングでは「お客さんが本当に求めているもの問題・欲求」が分かっていないと成果を出せません。
「ドリルじゃなくて穴を売れ」とは、このことで、お客さんが求めているのは「穴」。
「ドリル」は「穴」という結果を得るための方法の一つに過ぎません。
返報性の法則もマーケティングの法則も大切なポイントは一緒。
「自分が動かしたい相手のことを知る」ということです。
相手のことを知るために、こちらから積極的に働きかけてみる。
そうやってコミュニケーションやリサーチを通して、初めて相手のことが分かってきます。
ありがちなのは、お客さんの話を聞いたりして直接コミュニケーションも取らないで自分の思い込みで勝手に相手にラベル付けしちゃうこと。
あなたは、相手に勝手に自分の思い込みを送りつけて、何かをしてあげたという気分になっていないでしょうか?
もしかすると相手は何かをしてもらったとは感じてないかもしれませんよ。