ブラしちゃいけないもの
2016.02.09 | マーケティングブログ
知識、経験が貯まったと思って周りが見えなくなる。
サラリーマン時代を思い出して感じたことです。
サラリーマン時代は、毎日電車に揺られ会社に行き、また電車に揺られて帰ってくる。
電車に乗ってる時間が3時間、駅までの徒歩と待ち時間が1時間で一日4時間は移動にかかっていたのを思い出します。
それを考えると、今はその長い時間の使い方を自分で決められるなんてなんて幸せなんだ!と思います。
長い時間といえば、会社での会議も長かった、、、
集まる社員の社歴は様々で、新人さんもいれば長い人もいる。
新人さんは真っ白な紙のような状態だからいいんだけど、微妙に経験を積んだ社員だとどうも「?」となることが多い。社歴でいうと2~3年くらいになるでしょうか。
自分の仕事内容も一通り分かった、会社がやっていることも分かってきたというくらいが要注意。
そのまま素直に勉強して成長してくれればいいんだけど、簡単にいうと分かった気になって学ぶのをやめてるケースが多い。
分かってるっていうのは仕事内容に対してではありません。職人じゃないんだから、会社の業務なんて2~3年もやってれば分かってて当たり前。
問題は、「お客のことを分かった気になってる」ということです。
自分の考えをベースに「ウチの会社のお客さんはこんな感じだ」と思い込んでしまう。
当たり前のことだけど、そんなことはありえません。
当然、こんな感じだと思い込んでるからリサーチなんてしない。裏付けを取らない。
そして、素直さが無くなってるから意見を言っても聞き入れない。ず~っと納得してない顔をしてる、、、
あなたの会社にもいませんか?
目的が自分の意見を通すことになってて、お客さんに提供するサービスとか本来の目的が完全に見えなくなってるような社員が。
そうすると、上司もそんな部下は可愛くないから関わらなくなります。
よく、部下が育たないのは上司のせいだという意見があるけど、どうなんでしょうか。
上司も人間。
無理してまでして育てたい部下なのかどうかは見極めますよね。
特に、同じような能力だけど素直さが違う二人の部下がいたとしたら、まずどっちを育てるでしょうか?
素直さが無くなると伸びしろが無くなる。
人の意見を腹に落とすことができないから身にならない。
聞いてるようで聞いてない。
人の意見は耳から入ってくるけど、頭の中で
「でも、自分はこう思ってるから納得いかない」
という感情と戦って、そのまま頭の中にモヤモヤっと貯まったまま。
それってもったいないですよね。
自分で自分の伸び代を削っていってる。
素直さが伸び代を増やしてくれる。
なかなか気づくのが難しいんだけど、やっぱり素直さって大事。
サラリーマン時代を思い出して感じたことでした。