ついに99円??
2016.01.28 | マーケティングブログ
「99円??」
昨日、車で走ってたらガソリンスタンドの価格看板を見かけました。
ついに、ここまで下がったかという感じ。
たしか、前にリッターあたりのガソリン価格が二桁だったのは15年前だったか、20年前だったか、、、
覚えてないくらい昔だった、、、と思います。
ここ最近で一番高かった時が、7年前くらいだったでしょうか?
たしか170円くらいだったと思います。
1回の給油で60リットルくらい入るとしたら、(170円―99円)×60リットルで、なんと4260円も違ってきます。
恐ろしい、、、だから、今回の原油価格の下落は庶民の僕には恩恵になってるのかもしれません。
新聞でも、燃料や原料として原油を大量に使う会社の業績が上がってることが取り上げられていました。
中には過去最高益や利益50%アップなんて会社もあるみたい。
羨ましいなぁ、、、いいなぁ、、、
と思う気持ちも出てきますよね。人間だもの。でもちょっと待ってほしい。
本当にコレでいいの?って思っちゃいます。
何がっていうと、自分でコントロールできないことが原因で会社の業績が決まってしまうってこと。
海外に進出している会社は、円高だったときにかなり苦戦を強いられたが、円安になった今は利益が上がっています。
同じように、原油が安くなったことで燃料費が下がった航空会社なんかは利益が上がっています。
両方とも原価を下げられず苦戦してた時代に、原価を下げる努力をしたから今がある(リストラして雇用は無くなってるけど)という意見もあると思います。
でも、今も昔も同じ努力をしてるのに残る利益が同じって怖くないですか?
利益50%アップっていっても、努力が50%アップしてるわけじゃないのに。
つまり、自分でコントロールできないことに会社の業績が依存してるのがまずいんじゃないの?ってことです。
いつくるか分からない紹介をだたひたすら待ち続ける。
今のお客さんに良くしておけば何か仕事をもらえるんじゃないかと期待を持ち続ける。
折込チラシだけに集客を頼っている。
パートのおばちゃんがいないと会社の業績を見ることもできない。
などなど。
考え出すといろんなことが何かに依存していることが分かると思います。
依存することを無くす、もしくは分散することが業績の安定につながる。
なので、ガソリン価格が安くなって業績が上がった企業の業績が本当の意味で安定することはないでしょう。
だって、ガソリン価格が上がれば業績悪くなるから。そしてガソリンの価格は一企業が決めることはできないからです。
あなたの会社は、自分でコントロールできないことに依存していませんか?