あ~気持ちいい!自分へのご褒美
2016.01.15 | マーケティングブログ
まずは、昨日のタイミングの話の補足を、、、
そもそも、売っていないというケースがありますね。
「もう一ついかがですか?まとめ買いの方がお得ですよ」といった声掛けをしていないとか、レジまわりに商品を置いていないとか。
やっていないのであれば、今すぐやってください。
追加の商品だけで10%くらい売上が上がるのは不思議ではありませんよ。
今日は、脳についてお話しようと思います。
よく、自分へのご褒美といって物を買う人がいるけどあなたはどうですか?
また、その時の脳はどういった働きをすると思いますか?
自分へのご褒美といって物を買ったとすると、ご褒美で物を買うということに脳は快楽を感じるようになります。
これが脳の報酬回路です。脳ってそういった作りになっているんです。
そして、快楽を得られるようになるので、脳はご褒美をどんどん肯定するようになる。
ということは、ご褒美をどんどん与えたくなるんですね。
だって気持ちいいんですから。
しかし、ここには大きな問題があるんです。
それは、ご褒美を与えることではありません。
ご褒美を与えることと同時に、現状を肯定してしまうことなんです。
現状が良い状態であれば問題ありません。でも、悪い状態だとしたら、、、
つまり、現状が悪い状態なのにご褒美を与えてしまうと、脳は悪い状態を肯定してしまう。
そういった悪い習慣を脳にプログラムしていってしまう。
これが大きな問題なんです。
だって、どんなに悪い状態を良くしたいと思っていても、脳はそれを否定している。
これって苦しいですよね。フラストレーション貯まりまくりです。
そして、そのフラストレーションを解消するために、また悪い習慣をプログラムしていくという悪循環。最悪です。
なので、根拠のない快楽を脳に与えてはいけないんです。
これといった成果は出てないのに1年頑張ったから自分へのご褒美といって脳に報酬を与える。その1年が半年になり、1ヶ月になり1週間になる。最後にはいつも頑張っているからとかいって気ままに快楽を与える。
成果が出ていないという現状はいつまで経っても変わることはありません。
でも、脳だって快楽は欲しいんです。それがないと脳だってツライ、、、
ではどうすればいいか?
大きな目標を設定して、それを大きな目標に近づくための小さな目標ごとに分ける。
分けた小さな目標の達成ごとに快楽を与える。
大きな目標の達成には時間も気力も必要なので、なかなか達成できずフラストレーションがたまってしまいます。そして、ついつい、、、ということになりがちです。
それを達成しやすい小さな目標に分けることで、脳も快楽を得やすくなります。
すると、どんどん快楽を欲しくなり小さな目標を達成することにフォーカスするようになる。気づけば小さな目標の達成が積み重なって大きな目標を達成できてるって感じです。
あなたは、根拠のない報酬を脳に与えていませんか?
もし、与えているとしたらやるべきことは何?
言うまでもありませんよね。