ツールありきの危険な考え方
2017.09.22 | マーケティングブログ
便利なスマホアプリを見つけました。
ちょうどそのころ時間管理の本で学んだことを実践しようとして見つけたアプリです。
どんなアプリかというと連続タイマーアプリ。
指定した時間を繰り返してくれます。
例えば50分と10分を連続させると50分でタイマーが鳴り、さらに10分後にタイマーが鳴りというのを指定した回数繰り返してくれます。
どうやら何かを集中して長時間取り組みたい時はインターバルをおいて繰り返すといいみたいですね。
長時間取り組むというとマラソンのように長い間走り続けるイメージがあります。
でも、本当に集中して長時間取り組むには走り続けるのではないみたいです。
短い距離を全速力で走る、そして休む、また全速力で走る、、、それを繰り返すといいみたいです。
陸上のトレーニングのようなものです。
陸上の場合だと短距離の選手がこういったトレーニングをやると思いますが、それを続けることで長く走れるようになります。
こういったアプリがあるとインターバルをおいた時間管理に便利ですね。
あなたもこういったお気に入りのアプリがありますか?
スマホアプリは単機能志向で複雑なアプリというのはあまり見かけませんね。
今回紹介したようにインターバルタイマー専門のアプリとか、ローン計算専門の計算機とか、カレンダーとかある特定の機能に絞り込まれてることが多いです。
なので開発もそれほどお金がかかるわけでもなくいろんなアプリが登場しています。
そんな中「ん~、これは、、、」といったアプリを見つけました。
それは先日ウチのトイレを見た時のこと。
ウチのトイレのフタの中面には何やらゴニョゴニョと書いてあります。
メンテナンスの仕方だとか、不具合があったときの連絡先とか、メンテナンス会員登録してくれとか。
その中に目を惹いたものがありました。
それはスマホアプリ。
トイレのスマホアプリが出ていたんです。
早速、スマホのストアでどんなアプリか調べてみました。
すると、、、
アプリがトイレのリモコンになるという、、、
ウチのトイレも目の前の手の届くところにリモコンが付いています。
はたして誰がこのスマホアプリをトイレのリモコンにするのでしょうか?目の前にリモコンがあるのに。
「スマホアプリが流行ってるみたいよ」「アプリなら使ってくれるんじゃない」といった完全なツール志向です。
お金の有り余っている大手企業だからいいかもしれません。
「新しいことをやってるんだウチの部署は!」といった社内営業的な要素もあるかもしれません。
後付けのサードパーティーのリモコンというのは売っています。
それはテレビのリモコン、DVD、エアコン、、、といったそれぞれにあるリモコンを1つリモコンで使えるという便利グッズです。
ユーザーの悩みを解決してくれます。
トイレのスマホアプリは「スマホアプリさえ作れば使ってくれるだろう」という完全なツール志向ですね。
おそらく誰も使うことはないでしょう。
ユーザーの本当の悩みにスポットを当てることが重要ですね。