需要が多いのに安く売ってどうするの?
2016.04.22 | マーケティングブログ
だんだん夏に近づいてきましたね。
半袖でも大丈夫な日があったりするとワクワクして外に出かけたくなっちゃいます。
天気もいいし気候も暖かい。
そんな時にやりたくなるのがバーベキュー!
あなたも好きですか?バーベキューやるの。いいですよねバーベキュー。
バーベキュー好きみたいに思われるかもしれませんが、炭を起こしての本格的なバーベキューは先日久しぶりにやりました。
友人宅に呼ばれてのバーベキュー。
お肉は和牛でシーフードも用意してありました。ハーブの入ったソーセージを太陽の下ビールで流し込む。最高でした。
昔、、、かなり昔バーベキューにはまっていました。
バーベキューというかキャンプというか外に出て何かやるのが好きでした。
その時にコンロとか椅子とかテーブルとかランタンとかクーラーボックスとか、、、まあいろんな屋外用品を揃えました。(今は倉庫に眠っています)
もちろん最初の頃はわざわざ炭をおこして調理をしていました。
そのほうが美味く感じるからです。
でも炭をおこすのって結構大変。
なのでカセットコンロを使って炭を起こしてみたり、着火剤を使ってみたりいろんな方法を使っていました。
でも面倒くさくなってそのうち炭を起こしてたはずのカセットコンロで調理をしだしたり、そもそも火を使わなくなっていきました。
面倒くさいって障壁はいつの時代でも高い。
ところが先日のバーベキュー、炭おこしがむちゃくちゃ楽でした。
どうやったかって?
ガスバーナーを使ったんですよ。カセットボンベに直接つけるヤツです。
これが超便利。バーベキューコンロに炭を置いてバーナーであぶるだけです。
あっという間に火が付いちゃいます。
しかも炭を扇ぐのはうちわじゃなくて電動式のふいご。ポータブル扇風機みたいなものです。
スゴイですね!時代の流れを感じますね。
炭を起こすようなバーベキューをやらなくなってからお店に行ってもキャンプ用品コーナーを見ることもなくなり、こんなことになってたなんて気付きませんでした、、、
そしてこれを見てから急にキャンプ用品が気になりだしました。
ホームセンターに行ってもキャンプ用品、スポーツ店に行ってもキャンプ用品。
必ず立ち寄っちゃいます。
中でも今気になってるのが簡易タープみたいなもの。
2m×2mくらいの四角形で4方の足を広げるだけで簡単にタープが張れる便利アイテムです。
昔欲しかったけどキャンプ熱も冷めてきてて買わなかったアイテムです。
特にそのアイテムが気になりだしました。
そのタープは大体のホームセンターに売っています。
今すぐ必要なものでもないからいろいろ値段を見てみます。
すると面白いことが分かりました。
値段チェックを始めてから1ヶ月くらい経ちますが大体のタープの値段が下がってきています。
最初9000円くらいで売ってたのが安い店になると7500円くらいになってます。
もちろんメーカーが違うとかサイズが違うとかありますが全体的に落ちてきてます。
シーズンが近づいてきてるのに値段を下げてる。
よく考えるとシーズンが近づく(=需要が増える)のに値段を下げる?って逆じゃないですか?
価格を決めるのは需要と供給のバランスです。
買いたいって人が売りたいものの数より多ければ値段は上がっていくはずです。
逆なら値段は下がる。
シーズンが近づく→売るチャンスが増える→今まで以上にいっぱい作る→供給が需要を上まる→値段が落ちる→売れるけど儲からない
ってような悪循環になってるんじゃないかな?と思ってしまいました。
コモディティ商品の場合はこれが当てはまらないと思いますが、タープの場合どうなんでしょうか?
需要が高まってるんだから供給を控えれば値段は逆に上がるんじゃないかなと思います。
自然とそうなる業界もあります。
供給の限界値が決まってる業界。
例えば飛行機。年末年始になると値段が倍になるのが当たり前ですよね。
使う人が増えるけど飛行機の便数を2倍にすることはできないので。
そうすると需要が供給を上まわって値段が上がります。
旅館とかもそうですね。部屋の数は増やせないから値段が上がります。
いくらでも供給を増やすことができるっていうのであれば意図的に供給を減らして値段を上げるってことを考えなきゃいけない。
欲しいってお客さんがちょっと多い状態を作る。
そうすれば需要のほうが上回ってるからそれ以上値段が下がることはありません。
どんな商品でも同じような売り方をしてると儲けるところで儲けられなくなります。
あなたも一度売り方を考えてみてはいかがでしょうか?