努力いらずのダイエット方法
2016.03.19 | マーケティングブログ
あなたはダイエットしてますか?
先日、クライアントからこんな話を聞きました。
その方は自分の業界の協会に入っています。
そして、その協会の関係でテレビ出演することになったらしいんです。
出演するのは全国区のテレビ局じゃない地元のローカルテレビ。
ローカルテレビだから予算確保のために通販なんかのCMがバンバン入ります。
テレビ出演の控室でもそのCMが流されているらしく、その方はそこである商品が気になりました。
それは「ワンダーコア」。
一世風靡した腹筋マシーン。
あの反動を使って腹筋を楽にできるマシーンです。
テレビでず~っと見てるとサブリミナル効果で欲しくなるのか、帰りにホームセンターで購入したみたいなんですね。
その日から腹筋漬けの毎日。
毎日15分間腹筋をし続ける。
想像してみてください。15分間ひたすら腹筋し続けるあなた自身の姿を、、、
かなり腹に効くらしいですよ。
その方は中学、高校とバリバリスポーツをやっていて体力にはかなり自信のあります。
そんな方でも翌日から腹の筋肉痛が続いたそうです。
そのおかげでどうやら腹まわりもスッキリしてきたそうです。
ところがそんなハードなダイエット法は長く続かない。
季節が影響する業界だから、忙しくなってくると時間が作りづらくなる。
そうするとどうしても優先順位の低いものから削られていきます、ワンダーコアのように、、、
結局2ヶ月ほど続けたみたいですが、その後パタリとやらなくなったそうです。
お腹も元通り。
そんなワンダーコアをまた復活しようかなぁという話を聞きました。
また仕事の閑散期にしかやらないダイエットになる予感がする、、、
多くの人がダイエットで悩みます。
難しいダイエットを成功させる方法はあるんでしょうか?
「●●を飲むだけで楽して痩せる」
「食事制限無しで痩せる」
「ビリー・ザ・ブートキャンプみたいにハードに体を動かして痩せる」
いろんなシステムやメカニズムがあるけど、ここでダイエットに効きそうなある話を紹介したいと思います。
「そのひとクチがブタのもと(ブライアン・ワンシンク著 集英社)」という本に載っていた話です。
この本は肥満にならない方法を行動科学的に紹介した本。
その中に「不味いポップコーン」の話があります。
ある実験のために映画館で無料のポップコーンを配ります。
1人に1個ずつ。
但し、ポップコーンには仕掛けがあるんです。
実はこのポップコーン、作ってから5日経ったもの。
発砲スチロールのようにしけて硬くなったポップコーンなんです。
不味いポップコーン。つまり美味しいからという動機づけが起こらないようにしてあります。
むしろ食べる動機すらないくらい。(不味いから)
この不味いポップコーンには容器のサイズにMとLが用意されています。
どちらも1人では食べきれないほどのサイズになっています。
それぞれのサイズの容器に入った不味いポップコーンを映画館に来た人にランダムに無料で配って食べてもらいます。
その結果どうなったでしょうか?
容器の大きさでポップコーンを食べる量が変わったんです。
しかも1.5倍もの差を付けて。
どっちが多く食べたかって?
それは、、、「Lサイズ」!
不味いポップコーンなのに大きな容器で与えられればたくさん食べちゃうんです!
もちろんこの実験も容器サイズだけが要因になったわけではないと思いますが、容器サイズは大きな要因の一つです。
じゃあ、これをダイエットに活かすにはどうすればいいでしょうか?
いつも使ってるお皿を小さくすればいい。
高いダイエット教材もシステムも必要ありません。
お皿を小さくするだけ。
もしダイエットで悩んでいるんであれば、あなたも試してみてはいかでしょうか?