トップページを目立たせたくてお悩みの方に
2007.11.26 | マーケティングブログ
ホームページの顔になるのがトップページです。
多くの社長さんが
「トップページを目立たせたいんだけど。」
とご相談してきます。
「なぜトップページを目立たせたいんですか?」
とお聞きすると、大抵
「他のホームページとは違うものに見せたいから。」
という返答が返ってきます。
トップページでお客様をつかもうと考えているわけです。
これはとても大事なことですね。
そこで
「どういうふうに目立たせようとお考えですか?もし、こうしたいというイメージがあったら教えてもらえますか?」
と聞いてみると
「ん?、そうだねぇ?。まず、動きを出したいね。よくあるような動画でバーンと家の写真かなんかが動いてるような感じかなぁ。」
という感じです。
さすがにボタンがチカチカしているような「なんだか動きがあって楽しそう」という一昔前のものを要求してくる社長さんは減ってきましたが、最近はこの動画、つまり”イメージ“を要望されている方が多くなってきました。
ハウスメーカー、パワービルダー等、大手の会社は、トップページにカッコイイ家の写真や動画を入れて統一イメージを打ち出しています。洗練された感じが伝わってきます。
それを見て「我々もキレイなイメージにしたほうが良いんじゃないか?ホームページはそれが良いんだ。」と思っているのではないかと思います。
カッコイイホームページ。
悪くないですよね。
作った我々は「デザインも良くてなかなか良いものができた!これでお客様も問い合わせしてくれるだろう。」と思ってしまいます。
しかし、これでは反応を期待できません。
なぜでしょうか?
お客様が望んでいるのは「自分の得する情報」だからです。
イメージを載せると反応が取れないと言っているわけではないので誤解しないでくださいね。
イメージも重要な情報です。
ただし、それだけでは足りないんです。
ちょっと考えてみてください。
今まで自分の会社で建ててくれたお客様から
「ハウスメーカーが建てるようなキレイなイメージの家にして欲しい。」
等の要望がありましたか?
もし、ここで自信を持って「はい」と答えられる社長さんがいましたら、この先は読まずにイメージ重視のトップページにしてください。
しかし多くの場合、お客様があなたの会社を選んだ理由は
「予算があまりなかったけど、親切に対応してくれそうだったから。」
とか
「二世帯住宅建てるなら○○工務店さんだって聞いたから。」
ではないでしょうか?
大手とは違う「安心」があったからではないでしょうか?
だからトップページには
「なぜお客様が自分の会社を選んでくれたか?」
という質問に答えるための情報が必要なのです。
大手の場合は、既にある程度の情報があるので
キレイなイメージの家を見る → いいなぁ → もっと見てみる
という流れ。
最初からそういうイメージを見るためにサイトを訪れているから起こりうる流れです。
中小企業の場合、同じことをやろうとすると
キレイなイメージの家を見る → どんなところが建ててるの? → ん?、よく分からないなあ… → 「戻るボタン」で検索エンジンに戻る
という流れになるんです。
アクセス解析をしてみれば分かります。
始めにどんな工務店か分かってもらわないと先に進まないんです。
つまり、耐震のPRでもお話した
(1)お客様に自分がどんな人間なのか知ってもらう
↓
(2)お客様に安心してもらう
↓
(3)住宅イメージがお客様にとどく
という流れを作る。これはトップページでも同じ。(3)からでは届かない。
イメージだけだと、どうしてもウソ臭いんですね。
「本当にこんな家建ててるの?」と思われてしまいます。
トップページでも”自分がどんな人間なのかを知ってもらう“ことから始めること、そこにイメージをプラスすることによって、より良い反応が得られると思います。(^.^)