やっちゃいけない投資
2016.03.05 | マーケティングブログ
お金にレバレッジをかけて増やす。つまり投資。
株が一番分かりやすいです。
いろんな会社の株が日銀の金利の影響を受けて下がっています。
株は実態経済の前に動くみたいです。
皆が今後上がりそうだなと思えば需要が増えて株価が上がるし、下がりそうだなと思えば需要が減って下がる。予測で動いています。
株もどの株が上がるか分からないから投資ということになります。
実際のビジネスの場合、投資って何でしょうか?考えた事ありますか?
まず設備なんかが思いつくんじゃないでしょうか。
新しい仕事が入って今の規模の工場だけじゃ足りないから新しく作るとか、工場の機械を増やすとか。
それに伴って人員を増やすのも投資って考えると思います。
つまり将来の需要増を見込んでお金を使うことを投資と言っていることが多いと思います。
「需要が増える」からお金を投資する。
分かりやすく言うとお客さんが増えるからお金を投資する。
じゃあお客さんはどこから来るの?景気が良くなったら?ブームが来たら?
これだと逆の考え方をすると、お客さんが増えないとお金は使わないってことになりますよね。
勝手に景気が良くなったりブームが来たりするのを待つ。自然にそうなるのを待っている。
これって怖くないですか?
今あなたの商品、サービスを使っているお客さんも放っておけば勝手にいなくなっていきます。
なので景気も良くならないし、ブームも来なかったとしたらどうなりますか?
お客さんいなくなっちゃいますよね。
そうするとあなたのビジネスは、、、?
一番安定するのは景気にお客さんの数が左右されるんじゃなくて自分でお客さんを増やせることです。
あなたはそのためには何をするべきでしょうか?
それは「お客さんを増やす」ためにお金を使うこと。これが一番の投資です。
チラシとかホームページとか広告にお金を使うのも投資。
お客さんを増やす勉強をするのも投資。
設備とか人員とかの投資はお客さんが増えてからでいい。
まずはお客さんを増やすことを一番に考えて行動してみてください。
特に小売業とかサービス業は「お客さんは自分の店を見つけて『勝手にやってくる』」って思ってる人が非常に多く感じます。
店に看板付けて良い商品、サービスを提供してればお客さんは勝手にやって来るって感じです。
そんなことありえませんよね?
何やるにしてもスマホで調べてから行動するような今の時代は。
これだとお客さんを増やす投資として十分じゃないことは分かると思います。
そして、この「投資」って言葉には怖い面もあります。
自分のため、会社のためって言えば何でも投資って言えちゃいますから。
「それはどう考えても投資じゃないだろ!拡大解釈しすぎ!」
って話も良く聞きます。
自分への投資とか言って高級時計を買ったり車を買ってみたり。
勉強とか言って高級ホテルに泊まってみたり。
会社のためとか言って社員の無料食堂を作ったり、(成果も出してないのに)給料を上げてみたり、、、
これって、どこがどうめぐってきてお客さんが増えることにつながるの?
分からりませんよね。
間接的に効果があっても計測することが難しい投資はやめた方がいいです。
計測できなければ再現が難しい。これでは意味がありません。
そういった投資?に全く意味がないって言ってるわけじゃありませんよ。
まずは効果が分かって計測できることから始めるべきです。
順番を逆にしちゃダメ。
お客さんが増えることに投資をしましょうよ!
拡大解釈した間接的な投資じゃなくて直接お客さんが増える投資をしましょうよ!
ってことです。
あなたは直接お客さんが増える投資できていますか?