100分の1秒差の勝負
2016.02.07 | マーケティングブログ
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息子が水泳の記録が伸びなくて悩んでいます。
競泳っていうのは、めちゃくちゃシビアで100分の1秒差で勝負が決まったりする世界です。
だから、競泳も前回出した記録よりも100分の1秒でも早くなっていくことを続けられれば成長し続けられるという感じです。
小さい子供の時は、伸びしろが大きいのでそれが分かりやすい。
今までどおりの練習をしていても半年前の記録よりも2秒も早いなんてことはざらにあります。
でも大きくなるにつれて、ある程度の良い形ができてくるとそれを達成するというのはなかなか難しくなってきます。
越えられない壁が出てくるんです。
一般的には、練習と結果は比例して上がっていくものだという感覚がありますよね。
練習を1すれば、結果も1出る。という感覚。
でも実際はそうじゃありません。
練習と結果は比例して上がるものではなく、二次曲線で上がっていきます。Sカーブとも言いますね。学習曲線ってヤツです。
練習を1すると、結果は0.5だったり、0.3だったりする。
でもあるときに、練習1が3の結果を出したり5の結果を出したりする。
ティッピングポイント(臨界点)を超えると結果が一気に伸びてきます。
つまり、比例して上がるんじゃなくて、ある瞬間にグワッと二次曲線的に上がるのが学習曲線。
このグワッと上がるティッピングポイントは当然人それぞれで違ってきます。
それが分かってないと、他と比較してしまって
「同じ練習をしてるのになぜあいつより出来ないんだ、、、」
と考えて悩む。
思い描いている自分と現実にギャップがある状態が続く。
そして努力することをやめてしまう、、、
もう少し続けていれば違う結果を得られたかもしれないのに、、、という考えもあるが、ここで言いたいことはそれじゃありません。
練習の質です。
理想と現実のギャップに悩んだまま練習をしても無駄(ではないかもしれないが時間がかかる)です。
なぜなら、何をどう練習すればいいか分からないからです。
問題は分かっている。でもその解決方法が分からない。
つまり自分の問題の解決方法が分からないまま何を練習すればいいの?ってこと。
そんな時に必要なのが学ぶことです。
学んで努力の質を上げなければティッピングポイントには到達しません。
学ぶために、本があったり、セミナーがあったり、コーチがいたりします。
だから、本を読んで、コーチに聞いて、自分でより深く考える。
それを繰り返して実践することで質が上がっていく。
そして、自分の理想へと近づくためのティッピングポイントが訪れる。
学習曲線があるからといって単に練習を続けていればいつかティッピングポイントがやってくるっていうわけじゃありません。
練習の質を上げることでティッピングポイントがやってきます。
練習の質を上げるには学ぶことが重要。
学びながら練習することでティッピングポイントがやってきます。
今までと同じことをやっていて違う結果は出ない。
今までと違うことを学んでみる、今までの学びをより深くしてみる。
何か停滞してるなと感じるなら新たな学びを得るのも良いかもしれませんよ。